
こどもえがおプラットフォームについて
「行ってきまーす」
「ハンカチ持った?水筒は?」
「マスクは?」
そんな風に「マスク」が外出の必須アイテムになって、もう3年目。こども達は、未だに学校の中で長時間マスクを外せない日々を送っています。
給食の時間だけは外せるものの、本来であれば楽しい給食の時間が、全員で前を向いては「黙食」し続けている状況です。この2年以上もの間、ずっと…。
「マスクを取ったらしゃべってはいけません」
パンを喉に詰まらせたものの、声を出すことができず、倒れた子がいました。
マスクをずっと着け続ける事で、ひどい肌荒れに悩む子…呼吸がしんどくなる子…不安症になった子…そんなこども達がいます。そして、マスクをしたまま持久走をして、帰らぬ人となった子も…。
こども達は、懸命にマスクを着け続けています。そして、外した時は「黙る」というルールも…。それは今や「ルール」だから、という子がほとんどではないでしょうか。
こども達は、大人の指示がないとマスクを外すことができません。
コロナに感染しても、重症化も死亡もほぼないこども達は、いわば高齢者の健康を守るために、我慢を重ねてきました。しかし、高齢者の重症化率が10分の1程度にまで下がった今、私達の社会は、一体いつまでこども達を制限し続けるのでしょうか。
「お母さん、マスク、もうしんどい。もう外したい。一体いつまで着けないといけないの?」
そんなこどもたちの訴えに対して「みんなの命を守るために」という言葉は、もう通用しない状況になっているのではないでしょうか。
これ以上続けることは、こども達の健康や心への影響がとても心配です。
「こどもえがおプラットフォーム」は、こどもの健やかな成長を願う保護者達が中心となり、現状のこども達に対するコロナ感染症対策の見直しを求めるために立ち上げました。
学校や行政は「保護者が、黙食やマスク着用を望んでいる」と思っているところもあるようです。この状況を変えるには、私達保護者が声を上げるしかありません。
たった一人では届きにくい保護者の声を、全国のみなさんと力を合わせて一斉に上げることが、「こどもえがおプラットフォーム」の役割です。
声の上げ方としては、各地の保護者が「自治体へ請願を出す」事を提案させて頂きます。
「請願」は市民が行政に声を上げるために確保された権利であり、効果的な方法の一つです。
オミクロンが収まり、マスクが苦しい夏が来る前の6月議会が最大のチャンスです。
こども達の健康を第一に考えられる、笑顔がいっぱいの社会を取り戻すために。
ぜひ、一緒に立ち上がって頂けませんか?